ミゲル・カミノ クラウンワークショップ記録 第1期 2日目
May 26, 2026

レクチャー:オーギュストとは何か?
ミゲルのワークショップには5つのモジュールがあるらしい。一つ目のモジュールである「オーギュスト」についてのレクチャーがあった。オーギュストのキーワードは以下の通り。
- 脆さ、傷つきやすさ
- 繊細さ
- 無垢な
- 自由の探求
- 馬鹿さ
- 本人の意に反して卓越している
- 失敗を乗り越える
- プレッシャー下にある
- 本人は知らない、わからない
- 子供のように
- 社会の主流から外れた
- プレイするのが好き
- 冗談好き
- 心の琴線が裸の状態
レクチャー:モジュールの設計
5つのモジュールで構成されている
- モジュール1:L’AUGUSTE
- モジュール2:コーラス(コロス)
- モジュール3:ステータス
- 白いクラウンとオーギュストの2人
- 白クラウンはステータスが高い
- オーギュストはステータスが低い
- 白ツッコミ、オーギュストはボケのようなもの
- 白:社長など、使役する側。規範を示す。
- オーギュスト:使用人、使役される側。主流・規範から外れた存在。
- モジュール4:繊細な演技
- 鼻を取る。俳優に近い形に寄せていく
- または、鼻はついているけど、見えない形に寄せていく
- モジュール5:創作
それぞれのモジュールは独立したものではない。一つの扉を開けて、閉めてから次に行くのではない。5つの扉を順に開けていく。 この5日間は「オーギュスト」を扱う。
- 1日目のテーマ:「わからない」
- 2日目のテーマ:「ファミリー・コンフリクト(感情、葛藤)」
- 3日目のテーマ「声・音」
- 4日目のテーマ「感情的な反応。リアクション」
- 5日目のテーマ「発表」
舌を出して自己紹介
昨日と同様、舌を出して自己紹介。大体は「元気か?」と「朝ごはん何を食べた?」を聞かれる。ひとり、「朝ごはん何を食べた?」を聞かれ忘れていて、後で本人がネタにしていたのがとても面白かった。なんて人間的で理知的で倉庫の棚がネタでいっぱいの人なんだろうと思った。
木と熊
ペアワーク。1人がしっかりした木。もう1人は熊。 熊は木に体を擦り付ける。 要は木の役を演じている役者に対して、手のひら以外でマッサージをする。意外と、しっかり立ってないと負けてしまう。
次に「木とリス」に変化する。 これはちょっと難しくて、リス役が木に登るのだ。 体格差や、ケガのある人は無理してはいけない。
しかし体格差をものともせず器用に木登りをする人もいて、すげえなあと思うなど。
ペアワーク:タンゴ
お互いヒジを掴み合える距離になる どちらかが動く。相手は距離を保ってついていく。
要は「ミラー」や「フォローザフォロワー」に似たものだが、感情も表情も影響を受けあって積み上がっていく。しかし距離は一定を保つ。そう、演技している時に「相手との接続を切らすな!」などと言われることがあるが、これは接続感を出すのにいい。
この場にいる素晴らしい人たちと、こんなに深く交流できる喜びに打ち震えました。初日に受けた「観客を信用してください」という言葉から、せめて共演者ぐらいもっと信用しようぜと思いながらやれたので、とても良かった。いつもより俺、キモかったと思う。でもきっと、印象的だったと思う。
ペアワーク:ピンポン
1人が正面、1人はパートナーの方を向く。 正面を向いている人がMajor(ライトを浴びている)、横を向いている人がMinor。 正面を向いている相手から受け取って、変化したら変化していい。 その方向がFamilyかConflictでそれぞれやってみる。
プロのクラウンとペアになってやったのだが、最初は「ワザ」のやり取りだったのが、だんだん「ヒト」のやり取りになって行ったのが興味深かった。
コーナー・センター・コーナー
コーナーからセンターに行ってコーナーに行くという個人ワーク。 1人が下手奥に行き、クラウンの鼻をつける。 センターまで来る。 しばらく居る。 上手奥に行く。 それだけなのだが、ミゲルが帽子を外すと、クラウンは「何も演じない。何もしない」状態となる。
やってみて思ったが、ただただ観客を見ることに終始してしまった感がある。笑いは起きたのできっと何かが面白かったのだと思うが、もうちょっと、アジャイルに身体を反応させられたらもっと良かったなと思う。
これはお客様の一瞬一瞬に注意を払わないといけないエクササイズである。 ミゲルが帽子を取る。そうするとクラウンは何もしない状態だが、エネルギーはあって、それがWorkする。何も演じなくても、あなたがそこに居ることが、すでに「ワザ」なのである。ただ「居る」ことを信頼してほしい。
ほうれん草ゲーム
2株のほうれん草を渡し合うゲーム。 インプロの現場でもよく使われると思うので解説は割愛。 「誰に渡しているかは明確に」といういつも通りの指摘はありつつも、「誰かに渡しているときも他のみんながちゃんと見えているように」というサイドコーチが印象的だった。
宿題イラストの見せ合い
みんなが書いてきたクラウンキャラクターについての絵を見る。こういう時間が相手の内面を少し知れる気がして楽しい。
コスチュームに着替えてレビュー
持ってきたクラウン衣装を着てみる。 プロのクラウンたちは衣装がすでにあるので、それを着ていく。 私は先日、古着屋で買った、いつ着るのかよくわからない服を持って行った。 鍛錬が全く足りていない腹筋と、普段は絶対に出さない足を強調してみた。 OKが出た。もう怖いものはない。
だるまさんが転んだ
その衣装で、だるまさんが転んだをやる。これ自体が最高のショーだなと思いながらやっていた。
音階
5人、舞台奥に並ぶ。
それぞれに感情が与えられる。
その感情の中に入って、一歩ずつ舞台手前に歩くと感情が上がっていく。
MAXラインを決めておく。MAXラインでは規格外の感情となる。
MAXラインまで到達すると一歩ずつ下がり、感情が落ちていく。
この際、Disociationを意識してやる。
感情を出すのが難しかった場合もあると思う。
しかしその役者のDifficultyが、役を通して観客とシェアできればいい
観客全員を喜ばせることはできない。
自分の感情に真摯であれば、観客はYesと言う。
検閲の必要はない。
オートクール
創作の続き。進行や音響効果について話し合った。 送迎があったのであまり残れなくてパートナーには不便をかけてしまった。 その分、準備で貢献しようと思い、進行表はバッチリ作ったぞ。
- 公式の募集note↓
https://note.com/noy_ichito/n/nf7188ee8710f
- 公式画像↓


コメント
コメント機能がないので、お問い合わせフォームやTwitterからコメントください。
お問い合わせフォーム
LINE
サービス内容や記事の更新について通知します(週に一度ぐらいの頻度です)。 ご登録よろしくお願いします。
