ミゲル・カミノ クラウンワークショップ記録 第1期 1日目

May 25, 2026

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記録といってもそんなに微に入り細に入り書けるわけではない・・・と思っていたが、ミゲル曰く「カスケット(ミゲルの劇団)の使命は、伝えること。なので、メニューもすべて公開してよい」ということなので、印象も踏まえてなるべく詳細に書いていこうと思う。なるべく早く、でもなるべく詳細に。

まずは、普段接しない人がほとんどのワークショップ。未知の化学反応が起きやすい状況だなと思った。クラウンが初めてという人もいれば、バリバリ現役のクラウンとしてずっと活動してる人もいる。インプロバイザー、役者、多種多様な人たちがいた。参加者の1人から、昔、BUNGAでちょっと見かけたことがありますよ的に声をかけられた。そういう繋がりもあるのだなあ。

1日目のテーマは「わからない」。

わからないものがあるのならわかるようにする、となりそうなものだが、「わからない、に、居る」というのが大切なようだ。メニューをメモしつつ、私の解釈を加えていく。(ゲーム名は私が独自につけたもので、カスケットでの名前を使ってるわけではないです)

舌を出して自己紹介

自己紹介をするのだが、舌を出した状態。何を言ってるかがわからない。「わからない」から楽しい。何を言ってるかわからないから「何?」の一言がおもしろい。わざと身体的にしゃべりづらい状況にするという。笑いが多く起こるのだが、何を言ってるか聞き取れないので後で名前を確認するという間抜けな感じが面白かった。

名前とタッチ

いわゆる「名前呼びゲーム」「フォーカス回し」に近いもの。誰かの名前を呼び、呼ばれた人はまた誰かの名前を呼ぶ。偶数回の場合は誰かをタッチする。

つまり、「誰かの名前を呼ぶ」→「呼ばれた人は誰かをタッチ」→「タッチされた人は誰かの名前を呼ぶ」のようにつながっていく。意外とミスる。

「Mistake is a gift」という言葉があり、私は好きなのだが、別にミゲルは使わなかった。言ったところで反対もされないと思うが。たぶん、mistakeを意味づけするのではなく、mistakeが当たり前になっていくことをねらっているのではなかろうか、などと思っている。

Dissociation

ダンスや演劇でいう、「アイソレーション」のことのよう。身体を色々分離して動かしてみる。テンポはゆっくり、倍速、さらに倍速、さらに倍速(もはやどう動いてるかよくわからない)。カスケットでのツールだという。

劇団綺畸で「回転」というメニューをひたすらやったが、思想は同じだと思う。もちろん動かす部位や動かし方は違うが、身体を分離して動かすという経験は繰り返し、繰り返しやった方がいいなと思った。何もわからず綺畸で練習やってたけど、それが本当に大切な基礎練だったんだ。あの訓練を受け続けられたことが幸運だったのだと、卒業してから思う。当時はなんでやってるのかよくわからなかった。あと、競技ダンス部でも必ず毎回「アイソレーション」をやった。身体表現の基礎練として広く使われる思想なのだな、と改めて認識した。

エネルギーレベル

  • Lv0:寝てる
  • Lv1:どうしようもないが歩く
  • Lv2:目的があるのでしょうがなく歩く
  • Lv3:周りが目に入る。オープンな状態。
  • Lv4:何かが起こりそう。何かに注意を払っている。何かが起きているわけではない。
  • Lv5:アクション、リアクションが入る。
  • Lv6:エネルギーが高すぎて逆に硬直する。「能」みたいなものだ、と言っていた。能の何を指しているかは分からない。

この、Lv4がクラウンのエネルギーであるとのことだった。クラウンという状態で、どう舞台上に在ればいいのか。指針を与えてもらったように思う。

4拍にひとつ動く

音楽をかけられ、4拍ごとに1動作をしてみる。この「1動作」はなるべくDissociationでの1動作。ただ一歩出すというだけでも複数の動きが重なっている。なるべく分離。ただ、要は、ミニマムであればよく、忠実にDissociationする必要はないのとのこと。

一度やったら、もう1回。次はクラウンの鼻を付けてやる。

動かないことに慣れることができる。動いちゃって誤魔化したいことから離れられる。そんな効果があると思った。

デモンストレーション

小さな発表会。持ち時間は1人2分。1人が舞台上に上がり、「自分にとってクラウンとは」を少しスピーチする。そして、赤鼻をつける。少し演じる。演じる内容はスピーチに基づいたものとする。

スピーチの内容に基づく、というのは、「観客との約束を守る」という意味があるようだ。私はよく分かってなかったので、何もしなかったのだが、「観客との約束を守ってください」というフィードバックを受けた。この「約束」は明確に発言したこともそうだし、期待感も含まれる。「拳銃を出したら必ず使え」と同じ精神だそうだ。

そして昼休みに突入。

Who killed King Joe?

誰がJoe王を殺したのか? という全体でのゲーム。みんなで円になって、King、Queen、Prince、Saumurai 1、Samurai 2、・・・というように役割を振っていく。この日はSamurai 15までできた。

講師が “Who killed King Joe?” と聞く。誰かが、誰かを名指しで告発する。たとえば Samurai 1 が”Prince killed King Joe”と言う。Prince役は否定する。”Not I. “ そうするとSamurai 1は”Then, who killed King Joe?”と訊く。Prince役は他の誰かを告発する。たとえば”Samurai 5 killed King Joe.”など。これを延々と続けていく。殺した犯人は本人も含まれる。そして、誰かが言い間違えたりすると、その人は序列末尾、つまりこの日の場合はSamurai 15になる。そして空席は一つずつ序列が上がる。つまり自分のポジション名が変わる。

大きな声を出せるし頭も使うし失敗もできるゲーム。

そしてデモンストレーション続き。昼休み前に全員終わらなかったので。

オートクール

生徒の劇場。2人組になって、作品作りをする。作り方はそれぞれのチームに任せられる。うちのチームは、この日は自己紹介と、どういうシーンにするかのアイデアを話し合った。

宿題

自分のクラウンキャラクターについての絵を描いてきてねー、と。1日目は解散。

2日目からは衣装を持っていく。マッチするかな。とりあえず持っていこう。


  • 公式の募集note↓

https://note.com/noy_ichito/n/nf7188ee8710f

  • 公式画像↓

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