即興演劇ショー「マエストロ」に出演します
May 27, 2022
(写真は稽古中のもの)
2年半ぶりの人前での公演となります。(なぜ2年半、出なかったのかはページ下部参照)
ぜひ観に来てください!
———
公演情報
日時
2022年6月4日(土)13:00/17:00
※昼夜2回公演で、出演者は総入れ替えします。 中野は13時に出演。
※上演時間は約90分を予定しております。
場所
高円寺K’sスタジオ 本館
※ 新館ではありません!
料金
2000円
———
以下、どういう芝居なのかを書いていきます。
ともかく、まずは、出演できてうれしい。ただうれしい。
人前で演じ、楽しんでもらえる。
中野、お前は最高だと喝采してもらえる。
こんなことがあっていいのかというぐらい楽しい瞬間です。
まあ、喝采されるという前提に立った楽しみなのですが、大丈夫だと思ってます。
私自身、自分がおもしろいと思ってやってますし、いっしょに出演する人たちがおもしろい。だから、万一私がヘボくても、ほかの人が助けてくれる。
IT技術的に言うとホットスタンバイ的な。銀行のシステムとかで、普段動いているシステムに何らかの障害が起こったときに、秒で待機系システムに切り替わるみたいな。
誰が主で誰が待機系かなんていう区別はありませんが、助けてくれる人がいっぱい居る。なんならいったん辛くなったプレイヤーが、ほかの人ががんばっている間に復活するなんてこともじゅうぶんありえる。
そういう場になると思います。(ITネタを差し込んだけどいいんだろうか)
どういうことをやるかというと、即興芝居(インプロ)です。
私はPlatformで長編の即興芝居に多数出てましたが、今回は「マエストロ」という、短いシーンを多数使ったショーに出演します。
以下、インプロアカデミーのホームページから引用。
マエストロとは…
10人前後のプレイヤーと2人のディレクターによるショーで、ディレクターはくじで選んだプレイヤー(通常番号札が付いている)にやってもらうシーンを提案します。
選ばれたプレイヤーは即興でシーンを創り、終了後に観客による投票によって1〜5点が貰えます。これを何ラウンドか繰り返し、最終的に最も点数を獲得したプレイヤーがマエストロ(優勝)となるフォーマットです。
もうちょい短く言えば、 「10名程度の俳優がランダムに選択され、短い即興芝居を行い、おもしろかった程度に応じた点数をゲットし、合計点を競う形式」 です。
正直、 鉄板の形式 だと思っています。
即興芝居なのでどんな場になるかまったく分からないのですが、人が持つおもしろさ、一瞬の輝きのようなおもしろさを引き出し、披露し、辛くなる前にやめるという場になるのは確実と思っています。
人生のいいとこ取りのようなイメージ。
本質的には、いわゆる「かっこいいところ」だけを見せるわけではなく、無様なところもいっぱい見せます。
わざと「てへっ、間違っちゃった☆」とするのではなく、本気で無様です。
その無様をみんなで祝い、笑い、楽しむことが分かっているので俳優同士、お客様も含めた安心感があります。
ヌルい感じにも見えるかもという不安もありますが、ヌルい、内輪ウケな感じを見せたいというわけではないです。推測ですが、共演者も同じことを思ってる気がします。
とか、そんな芝居をお見せできると思います。
インプロって何
いきなり書籍を引用します。【高尾隆、中原淳 「インプロする組織」 三省堂】 より。
脚本も、設定も、役も何も決まっていない中で、その場で出てきたアイデアを受け入れあい、ふくらましながら、物語を作り、場面を演じながらシーンをつくっていく演劇です。
もっと掘り下げればいっぱいあるのですが、要は台本なし、打ち合わせなしで演劇やります、ということです。
「頭がよくないとできないことですね」と言われますが、頭というよりは、愛です。(うん、、、ロジカルではないぞ)
本番を見れば、そういうことではないと感じてもらえるかなと思います。
掘り下げると終わらなくなりそうなのでこのへんで。(何も説明していない気がする)
なぜ2年半、出なかったのか
育児です。
結婚して、第一子が生まれた状態でも、会社員生活×演劇活動の生活はなんとか維持させてもらいました。
ただ、第二子が生まれるということで、2年半程度、自分が演劇を作る活動は休止する予定でした。
偶然にもコロナで演劇活動がやりづらくなる時期(現在進行形)と重なりました。
正直、一度演劇から離れると、もう戻ってこられないのではと思っていました。(中野はそんなわけないやろ、、、と知人たちは思うかもしれませんが、不安は今でもあります)
この懸念は、自分でも的外れではないと思います。
公演が終わるたびに「もう芝居やらないかもしれない。でもやらないと、二度と帰って来れない」みたいな強迫観念で20代~30代を過ごしてきました。(いま41歳)
しかし、家族の理解・サポートも含む、さまざまな幸運が重なり、人前で演じることに戻って来れそうです。
(妻は私の演劇事業のプロモーションビデオまで作ってくれました、、、こんなことがあっていいのか)
(俺に演劇をやらせろ、って言ってる)
演劇に割くリソース割合を上げていくことに、不安もあります。
いい芝居ができるのか、ほかにもっとリソースを割くべき活動があるんじゃないか、など考えます。
でもまあ、演劇やらないと、私は生命体としてよろしくない状態になっていくと感じているので、許してください。
2022年6月4日 13時から。お客様の前で演劇やります。
私の無様さを見に来てください。
※ 「マエストロ」はライセンスを取らないと上演できない形式なので、上演したいと思ったらライセンス取ってる団体に相談するのがいいと思います。アテがなければ私が繋ぎます。
コメント
コメント機能がないので、お問い合わせフォームやTwitterからコメントください。
お問い合わせフォーム
LINE
サービス内容や記事の更新について通知します(週に一度ぐらいの頻度です)。 ご登録よろしくお願いします。
- Older
- Newer