読書感想文:世界一カンタンな”自己コントロール”の方法

Sep 15, 2020

読書感想文です。中野視点でのメモ。

これ↓を読みました。じつはぜんぶ読んでません。2時間程度よみました。


概要

  • タイトル
    • 「思考・感情・行動」が思いのままになる! 世界一カンタンな“自己コントロール”の方法(大和出版)【電子書籍】[ 中野日出美 ]
  • 著者
    • 中野日出美
  • 出版社
    • 大和出版

なんで読もうと思ったか

9月27日の第五回演劇教育ナレッジフォーラムのため。理由としてはほぼ下記のやつといっしょ。

→過去ブログ:読書感想文:マッキンゼーで学んだ感情コントロールの技術

思考、感情、行動がすべて思いのままになる、というフレーズには危険を感じているが、それを堂々と書籍にしているということは何を言っているのだろう? という興味で読んでみた。

どんな本だったか

自己暗示についての本。自己暗示とは何か、「中野式」と言われる自己暗示方法のメリットは何か、その方法はどういうものか、試した人の事例はどんなものかが書かれている。

帯には『3000人超の人生を劇的に好転させてきた超人気心理セラピストが、1週間で「なりたい自分」に変わる画期的な方法を初公開』と書かれている。

序盤には、いろいろと人生が好転した例を端的に述べ、それは「[中野式] 自己暗示方法を試したことだけ」によって達成されたという記述がある。

目次の一部を抜粋する。(帯にも書いてある)

  • [中野式] 自己暗示方法であなたの人生は劇的に変わる!

  • [中野式] 自己暗示方法は、じつにカンタン&確実!

  • 自己暗示で、自分の「感情」を思いどおりに動かす!

などなど、とにかく[中野式] 自己暗示方法でいい人生が送れる、という主旨の本である。

どう感じたか

紹介する自己暗示方法を信じさせ、実行させるための理由がふんだんに書かれている。

序盤で問題提起をして読む気分を高めさせ、暗示に関連する理論を展開。そして具体的な手法、その結果についての事例紹介がある。「成功したい! いい人生を送りたい!」と思わせられ、そのためにどうすればいいのかと読ませるつくりになっている。この書き方はすごいなと思った。オーソドックスなのかもしれないが、強い売り込みを感じた。

暗示に関する理論は参考になった。暗示とはどういうときに起こるのか、潜在意識とは何か、その特徴とは。そして、自己暗示方法の実際のやり方も、確かに効果はありそうだなと思った。

ここでいう「感情」については、演劇教育で扱うものと少し毛色が違うように感じた。

この本では、ネガティブな感情が起こらないようにコントロールしよう、という主旨だと受け止めているが、演劇教育ではネガティブな感情をそのまま受け入れることが重要となる。ネガティブな感情があって、それが心地よいかよくないかは自分で感じて、そこからポジティブになりたいかどうかも自分で決める。まあ、多くの場合は心地よくなくてポジティブになりたいよね、と思うが、それを感じ取って決めるまでが演劇教育で重要な気がしている。この本では、ポジティブになりたいよね、という前提で書かれているので、そこがちょっと毛色が違うかなと思った。

関係ないが、自己暗示についてはワークを昔受けたことがある。その時の知識と似通ったことも多数あり、この本は受け入れやすい内容だった。自己暗示と言うとなんだか怪しいもののように思う。確かにワークではその暗示のおかげで、実際に気が楽になったり思いもよらない力が出て、なるほどこれは生活に使えるかもしれないと思った。この本に書かれている事は自己暗示を信じて実践できるように作られていると思う。暗示は信じないとかからないところがあると思うので、この本は信じさせるために工夫をしているように見える。

最初の50ページでは問題提起や理想状態についてない夢を強調し、早くそのメソッドが読みたいと思わせる。メソッドの紹介が終わった後はこのメソッドのおかげでどのような人がどれだけ良くなったのかという事例が豊富に書かれている。これを時間をかけて読むことによって自己暗示の効果を信じ、試してみようかと思えるし、試した後の効果を期待できる内容になっている。事例が多いので、まずはひとつ読んでみたという状態。そこまでで2時間程度かかっている。

ちなみに自己暗示のワークで受けた中で1番印象に残っているのは、「自分の名前・100%・今」という自己暗示。これを大きく叫ぶことによって自分の瞬発力を一時的に上げることができる。腕相撲の力が大体同じ人同士で組む。片方は「自分の名前・100%・今!」と叫び、もう片方は何も言わない。そうすると自己暗示をかけた方が高確率で勝利すると言うことを目の当たりにした。実際私もやってみると自己暗示をかけたら勝てた。自己暗示はなかなか馬鹿にしたものではなくて自分が自分を理想の方向にもっていくために使える手段の1つだなと思った。

この本は、受けてみた暗示のワークを理論的に裏付けしてくれたように思えた。

読書はいい思考の時間をくれるな。


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