参加します。Art-loving演劇シンポジウムvol.4
Aug 30, 2019
演劇シンポジウムに参加します。
今回のテーマは 「演劇教育の効果の最先端の研究」「社会で先行して取り入れているところはどういう判断をしたのか」 です。
私も少し調べて行きますが、今まで見聞きしたことがある上記のようなものについて、知見を共有したく思います。おそらく、演劇が教育に対して効果的である、と誰もが納得する数値的証拠を用意するのは難しいと思います。ですが、教育効果を間接的にでも証明できる、公平な根拠を明文化したい。そのために参加者の皆様の集合知を活用したく思います。
また、欧米ではいろんなビジネススクールや企業で取り入れられています。そこには、なんらかの経営判断が下されたはずで、その過程としてどういうデータをどういう観点で分析・判断したのかを知りたいという欲求があります。
前回までは「演劇教育とは何か」という議論が主でした。
これまで集まってくださった方々、演劇教育の中身や重視することに多少の違いはあれど、大同小異だなと思いました。そしてその小異も、私としては気になるレベルのものはありませんでした。むしろ刺激となる小異に満ち溢れていました。
ここからは議論を一歩前に進めたい。といっても現状把握だけで精一杯になるとは思いますが、観測できないものは改善できない、という考えもあります。現状把握を詳しく行うことは、次に繋がる価値になっていくと思います。
この記事をお読みになった方、ぜひ参加いただきたいと思います。
演劇、教育に興味があれば、知識は問いません。
(私にすごい知識があるわけではないですし)
以下、ちょっと関係ないですが、会社仕事をやりながら思ったこともメモしておきます。
ここ数日、会社仕事の関係でプロジェクトマネジメント学会に出ていました。学生、エンジニア、コンサルタント、エグゼクティブ、教授、役所のトップなど、いろいろな発表を聞きました。
それぞれに楽しめました。
大学3年生の発表を2件、審査しました。
ロジックとして弱いところはあるものの、丁寧な資料・発表でよかった。
特に、「こんなカタくないテーマで発表していいのか?」というカジュアルさがよかった。
カジュアルさに嫌悪感を示した人もいた。それはそれでいいと思う。
しかし、「こうあるべき」みたいなところから「これでもよい」という懐の拡張を見た気がする。
挑戦した学生に、不審なぐらい賞賛するフィードバックをした。
演劇教育を広めたいことの、私の目的の一つに「やらなきゃ」と「やりたい」のバランスを取れるようになる、というものがある。
その私の理想例をひとつ、見た気がした。
基調講演も3件、聴講しました。
特に最後の講演、エグゼクティブクラスの講演だったのですが、地球レベルで課題解決していく、というスケールの大きさに感動しました。
じゃあそのエグゼクティブが実際にぜんぶ解決できるのかというとそうではないですが、願いのようなものを感じました。
個人的に話してみると、本気な感じがしました。
血の滲むような覚悟や、高潔な意識の高さは感じませんでした。ただ、ひとりのシニアといってもいい年齢の人が、できれば地球を救いたいな、とただ漠然と思っている。それを、エグゼクティブとしての地位・能力が後押ししている。そんな感じがしました。
こういう姿勢はいいな、と思いました。
私は演劇の技術を使って、人々がもっと楽に楽しく生きられるようにしたいと思っています。
しかし、私は何か瑣末なことにこだわりすぎて、大局を見失うような気もしています。
そこで、このエグゼクティブのような漠然とした貢献意識を持っているといいのかなと思いました。
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