悪役たちの反省会2と綺畸

Jul 7, 2018

芝居観て芝居教えて帰るという、ありがたい日でした。


悪役たちの反省会

先週水曜に観た芝居のリピート。    
前回は話があんまり入ってこなかったけど、今回は空恐ろしくなった。     
脚本はほぼ変わってない。スライドと役者の芝居が変わった。これだけですごく神聖な感じになった。別に神は出てこないけど。鬼は出るけど。    
役者の力というものを観た気がします。  

まだ公演期間中なので詳しく書くなら後日。  


綺畸新人たたき

大学の演劇サークルのイベント「新人たたき」というものがあるので参加してきた。
要はOBOGを呼んでの公開練習である。
なぜ新人たたきかというと、4月に入学した新人たちが、6月の公演手伝いを経て、役者「新人」として活動することとなったお披露目のような側面がある。    
で、「たたき」という言葉は少々強めの意味があり、先輩連中は思いつく限りのアドバイス、時には強い言葉を放り込む。     
おそらく受け手からしたら許容量を確実にオーバーする情報を与える。    
なんでこんな一見非効率なことをするか。その答えは誰も正確に知らないように思う。    
ただ、自分の解釈としては新人たちに最大限の知識を詰め込むため、そして先輩方の遠慮を消すためだと思っている。    

綺畸には指導者がいない。    
学生相互の研鑽により発展する劇団である。    
先輩はある程度の知識を持ってはいるが、演劇の専門家として活動しているわけでもない。    
なので遠慮が起こりそうなものであるので、先輩から情報を引き出して新人に伝えるという意味があるんじゃないかと思っている。    

また、綺畸は身体能力の向上に重きを置いている団体である。    
部活で「声出せえ!」みたいな雰囲気にして辛いトレーニングを乗り越えるみたいなやり方に似ているように思う。    
筋トレ、バランス稽古なんて、もはや根性練じゃないかと思わんばかりのものもある。    
ただ、限界まで体を使うことによって自分の体の限界を知り、それをどう突破したいかという問いに繋げていけるようにも思う。    

そんなわけで、だいぶ緊張感のある練習会であった。  

私はインプロを経験している身であるため、「エチュード」に重点を置いて恐れ多くもアドバイスしてきた。
この刺激が、さらなる学びの意欲をお互いに引き起こせるといいな。  

今日もいい日であった。