出演・演出します。ハネゴコロ第2回公演
Jan 14, 2025
いろいろ書きたいことはありますが、そんなことはいいのでとにかく予約したいという方のため、まずは予約フォームを(応援したい役者で、中野を選んでいただけるとありがたいです)。
では、いろいろ書きたいことを。
「演出」と明確に名前が載るのは何年ぶりか。
劇団だるいではほぼ毎回、演出の一角を担っていたし、主宰ポジションでもあった。そこから客演が圧倒的多数となり、自団体のイベントはめっきり少なくなった。その中で、らぶりーじゅ、演劇教育ナレッジフォーラムのイベントは自団体イベント。自団体があり、活動できるのは本当にありがたいことだなと思います。
そして本公演、ハネゴコロでは、客演でありながら演出のポジションをいただいています。
一般的に「演出」と呼ばれるポジションかというとちょっと違うと思います。どちらかというと演技指導に近い。でも演出に関わらないわけでもない。脚本・演出の木暮さんの傍らに控えつつも、かなり自由に意見を言わせてもらってます。
世界観を持ち、スタッフワークも含めた総合的な効果を担当するのが木暮さん。私はそれを受けて役者がもっとも楽しくもっとも効果的な演技ができるよう取り計らう人。ただ、脚本にもかなり意見を言わせてもらってます。もともと「演出もよろしく!」と言われてるところ、いや、メイン演出は私じゃない方がいいと思ったしメイン演出なら役者は無理だと思いました。主宰からは「役者はやってもらう前提(つまり私の芝居を見せたいと思ってもらってる)」ということで、もっとも良さそうな役割分担を考えて今のポジションに来たかなと思います。
どの団体に呼ばれるにも、私の総合力を評価いただいてるのだと思います。ハネゴコロには特に「プロの演劇技術者」として呼ばれていると感じます。非常に光栄なことです。20年ほど前、就職活動するとき「演劇できないんだったらなんでもいいや」みたいな自暴自棄感がありました。そこから、就職する気持ちをなんとか立て直そうとして立て直し切れずに進んでしまった感があります。とにかく「プロの演劇の人」にはなれないんだ、とそのときに思いました。
いま、光栄なことに、お金をいただいて演劇の場づくりをすることが多くあります。「プロの演劇の人」の端くれにはなれたのかなと思っています。そして、1回~複数回の場づくりだけではなく「作品をやるためにプロに入ってもらう」というポジションを得られるのは身に余る光栄です。これまでもあったことではありますが、その中でさらに「演出」のポジションまで頂くのは、責任の重さにおなかが痛くなります(私はストレスが右手の皮膚と腸に来やすい。次に胃)。
生活をするための仕事も大変な時期ではありますし、地域コミュニティのトップも務めているし、家族におとうさん謹製の会席料理やチキンビリヤニを振る舞い続けたいところではあるのですが、この大役と幸運に感謝して、がんばっていこうと思います。感謝して、と書かないとすぐ感謝を忘れる薄情な人だなと自分で思います。感謝を忘れない人ってかっこいいので、ちょっとでも近づこうと思います。
そう、そして、私もかなり大きな役を与えてもらってます。主役、と言ってもいいかもしれません。私の意見では主役は私ではないのですが、チラシにも筆頭役者として書かれているし、実際、主役に近いポジションに居ると思います。舞台上に居る時間は、いちばん長いんじゃないかなと思います。
ということで、かなりがんばっております。楽しくないわけではないのですが、責任の重さに逃避してしまうことも多々あります。私は神奈川県在住ですが、心がサンパウロまで行ってます。その際は「逃避するぐらい大変なことしてるんだね、えらいね」と自分を賞賛しつつ、なんとかサンパウロから襟裳岬ぐらいまで戻しています。横浜駅に戻します。
公演会場は新横浜です。横浜駅からはちょっと離れてます。私が結婚式を挙げたのも新横浜でした。お集まりいただいたみなさま、本当にありがとうございました。結婚して15年が経ちました。その地で、久々の演出&ほぼ主役公演、どうぞご覧ください。
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