Haruki Murakami Unscriptedを振り返る

Jul 22, 2022

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7月14日、インプロシアター年間プログラムの有志で、村上春樹風インプロをオンラインで披露した。プログラムの発表会のような位置付け。無料、ZOOM Webinarで。

即興でお話を作る、という恐怖から解き放たれるためにいろんなアプローチをしているわけだが、「村上春樹っぽくやる」っていう遊びをすることによって恐怖を感じず、ただ遊んでいられたなと思う。

村上春樹といえば男女関係がつきものだと思うが、4名の俳優は全員男性。その中で、村上春樹っぽく、言い換え、言い回し、繰り返し、引用、そして男女関係を表現した。お客様からもらった「ぬいぐるみ」というアイテムも使って、大いに遊べたと思う。

手応えは十分。

後ほど問い合わせがあった。
村上春樹という名前を使うのはいいのか? という主旨。
チームで調べたところ、無料公演であれば法的には問題ないようです。
有料であれば、権利者が指摘すればアウトになってしまうということがわかりました。同人誌と同じ、と理解しています。
とはいえ、法的に問題なくても「勝手に使った」みたいな炎上のさせ方もできる。
そこまで恐れてたら何もできないけど、そういうリスクがあること知らずにいるのと、リスクを飲み込んでやるという判断をするのでは、色々変わってくると思う。

得るものは大きかった。

自分は遊べるんだという自信がついた。すごくいいバランスで企画も進んだと思う。極めて省エネであり、余計な気も使わず、でも芝居に対してのエネルギーは低くないという最高の環境だったんじゃないかなと思います。

1年間、毎週3時間、平日の午前中を調整して受講するというのは、かなりコストがかかったけど、本当にやってよかった。
いろんな知識も得られたし、演技力やファシリテーション力の向上にもなった。何より、演劇を追いかけられる自信になった。
会社員と演劇をいつまでやれるのか、という心配は今でもずっとあるけど、「ここまでできたんだから、これからもできそうな気がする」みたいな。
何かを完璧に知っているわけではないけど、興味を持って、さらに進んでいける、追いかけられる、ファイナルファンタジー5でいう「探求」かなと。(ファイナルファンタジー5じゃなくてもいい)

いい芝居だった。1年間が肯定されたような気持ちだ。

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