受講しました:パティワークショップ第二期六回目
Nov 30, 2020
6回目受講。パティ・スタイルズ(Patti Stiles)のWS。
今回は、開始前から息切れしていたように思う。
だけどなんとか最後まで参加できたし、変な気負いがなかった方だと思う。
変な気負いゼロでやっていきたいものだ。
メニューと振り返り
導入
いつも通り、身の回りの人、先住民に敬意を表すところから始まる。
今回も、形から人を愛そうと思って、黙祷の格好をしてみた。前回と同じような神聖な気持ちになったかというとそうでもない。うーん。
神聖な気持ちになるにも元気がいる。
元気がないときは、しょうがないから形だけでもいいか。
No “S”
ウォーミングアップのためにNo “S”をやった。日本語では「さしすせそ」を禁止。
- 勝つためにやる、ということをしないように。
- Too slow, too safeなプレイヤーがいたらTag outするように
- Tag outされたらNo argueで退場するように
楽しかったが、すぐNGワード言っちゃい過ぎた。もうちょっと緊迫感を楽しみたかった。まあこれはこれで頭がロジカルからエモーショナルに寄ったのでよかった。
What comes next?
「次どうなるの」をやった。 手順などは前回参照。
今回は、まず全体で実施し、どういう提案が出たか、それが採用されたかされなかったか、それはなぜかをパティの視点からレビューがあった。
今日は120分のうち、これで90分を使った。
全体実施
私がプレイヤーとなって、ディレクター3人、残りは観客(8人かな?)。
海坊主の話になった。
- ディレクターは、パフォーマンス側と同じ緊張感を持つ。Judgement、Failureの恐怖にさらされ、Every offer is going to be judgedになると知っている。
- ディレクターはプレッシャーにより、ストーリーの必然性を見落とす
- 観客にはプレッシャーがないため、クリアに見える。Offerが起これば、そのReactionを見たがる。
楽しく演じられた。プレイヤーにはストーリー的な責任はないので、かなり自由にやれた。その場を楽しむことに集中できた。
また、途中でタイムアウトを取り、「Ding!」と「Er!」を大きく言うように指示された。おそらく場のエネルギーを高め、物語への集中力やポジティブさを高める効果があったんだと思う。
振り返りでパティが各オファーにレビューした。
- 実家に行く:N
- すでにここにいるという前提がないまま、別の場所に行く。Delay Starting。
- 実家のドアをたたく、などにすればYかもしれない
- 望遠鏡をのぞく:Y
- 意見が割れた。何人かはYで何人かはN。これはNormalなことだ。
- 海坊主が現れる:Y
- 多くの人がY。ExcitedNの人はPlatformがもっと欲しかったのかなと思う。
- 海坊主が船に乗る:Y
- 船が沈んでいく:Y
- Understandable。Consequence of actions so we feel story.
- 海坊主がダイエットしなきゃと言う:N
- Funny and playful. However, it does not help the story. Gag. Gagをやろうとしてなくても、Gagになってしまうことはある。
- Yes, and が支障をきたすという例。おもしろいので、ここで「Y」にしてしまうと海坊主ダイエット記になってしまう。それがいいか悪いかわからないが、ストーリーが完全に変わってしまうというのは確かだ。
- 海坊主の背中に乗る:Y
- 背中が温かい:N
- 背中にドアを見つける:N
- 海の国に連れて行こうという:N
- すべてLovelyなIdeaだが、キャラクターに変化が見られない。これらは、avoiding the fact that he is sinkingである。沈んで、主人公がどうなるのかと思っている。
- 海坊主に、自分と同じ刺青を見つける:Y
- Discovery to change the character, bring the characters close together. Now we know why the monster appear. この 疑問がずっとあった。ミステリアスだったこの点を、ディレクターは忘れていたようだ。
- 海坊主「君を待ってたんだ」:Y
- なぜ海坊主が現れたのかを表している。
- 海坊主「君は海の王子だ」:N
- 海坊主「君は私の後継者だ」:N
- ジャンルの違い。冒険活劇をやっていたが、Fairy Tale風になってしまうためNになったのではないか。
- 海坊主「君は僕の息子だ」:Y
- 感情、リアクションなど、今ここでのやりとりになった。
- お互いにハグする:Y
- エラ呼吸ができるようになっている:Y
- 船に乗っていた船員たちが助けに来る:N。ただし、ほぼ半々。ここで、新しいChapterが生まれた。
- Yの人たちはバランスを崩したかったようだ
- Nの人たちはHappy Endingを見たかったのではないか。
- 船長が大砲を準備している:Y
- 危険度が上がっている。
- 父が大砲を受け止める:Y
- アドバンスが起こっている。
- 海坊主が「海の国を託すよ」と言う:N
- また「王子」のくだりが復活しようとしていた
- 大砲の弾を弾き返す:N
- 大砲をキャンセルしている。
- 海坊主「立派に成長していってくれ」:N
- 海坊主が逃げ、ここではないどこかに行く:N
- 海坊主が船長を殺す:N
- いずれも、海坊主にFocusが当たっている。主人公のストーリーになっていない。父が撃たれて、息子は何を思ったのか。これをAvoidしてしまっている。観客はConsequence of reactionを見たいはずだ。Narrative which audience wantをやるべきであるが、pressure of judgementによって見えるものが見えなくなっている。じつに人間らしい。
短時間ですべてを記録し、それを観客視点から考察し、フィードバックするというびっくり技を見た。 「ナラティブの考古学者」というフレーズが印象的。意味を忘れたが。
個別実施
ブレイクアウトルームで6〜7人に分け、同じことをやる。 パティの例もあったし、記録がバッチリ残っているのでレビューがやりやすかった。 アイデアの当たり外れはあるが、エネルギーが上がっていたり、遊び心があったりすると、たとえNでも楽しい場になる。おそらく、こういうのがチームビルディングや教室においても重要なんだろうなと思う。荻上チキさんが言う「ご機嫌な教室」に近いものができそうな気がする。
パティから、キースの話を聞いた。 キースは、You can kill ideas which are not useful for the story、と言うそうだ。ただ、これは初心者には教えない。初心者はTrust imaginationが重要で、worryを最小化する方に行くべきだということだ。Confidence and freedomが初心者には重要になってくる。こういうのはWorkshopではいいが、Showになるとちょっと話が違ってくる。
- 初心者:Positive always
- 経験者・パフォーマー:Positive to the story
という違いがある。もちろん、間違いは起こることもある。そのときに共演者にSupportしてほしい。肯定ではなく、Storyを壊すぐらいなら引き戻して欲しい。キースはHorn、Tag out、correct、Stopなどを使う。これは、allow me freeになる。正しいアイデアを持たないと、、、と思わなくていい。
受講してみて
Gagでもなんでもいい。ストーリーができたほうがもちろんいいが、その場の最大多数の最大幸福の最大オモローが実現できれば、なんだっていい。
もしかしたら、非常にエグいものができるかもしれない。怖いものができるかもしれない。そしたらごめんなさい。精一杯あやまって、そして、また間違っていく。ごめんなさい。
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