見どころ：虹の素「夜明け」

Mar 28, 2020

(画像は公式サイトから)

虹の素１０周年記念公演「夜明け」に出演します。
この時期に公演を計画するということは、怖いです。
しかし、公演できると信じて、準備を進めています。

2020年2月29日の、劇団からの公式声明。

この度、新型コロナウイルスに関する虹の素の声明を撮りました。
混乱が早期収束を迎えることを心より祈っております。 pic.twitter.com/E4wepABpeF
— 虹の素 (@nijino_moto) February 29, 2020

同じ気持ちです。やれると信じる。それしかない。

中止の可能性もありつつ、それでも準備したいと思えるのは、準備そのものが楽しいからだ。そしてそれは主に、この芝居がおもしろいと思っているからだ。
何が見どころなのか？をTwitterでつぶやいた。

歌について。

作詞作曲し、歌に合うように演出する。後述する「嘘のない芝居」にも通じるが、真正面から「辛い。でもがんばらねえと。がんばっていこうぜ」をやる。歌のきれいさ、テクニックというよりもハートで勝負する。さあ、となると、ハートが鍛えられていないとあかんということだが。ヒエエ。
— 中野直重/ヤーゼ (@ya_ze_) March 26, 2020

明日から何かがんばろうと思える、について。

武辺寛則さんは正直、神すぎて（と言ってる時点で考察が足りない気もするが）等身大に共感できるかというとそうでもない気がする。でもそれを観測する、等身大の我々も登場する。そして団体として、これからの世を憂い、何か貢献するという気持ちがある。
— 中野直重/ヤーゼ (@ya_ze_) March 26, 2020

そして、見どころ「俺」を取り下げた理由。主役ではない、というのはある。でも、オモローポイントはあるし、死守するつもりである。そこではなく、前回のPlatform出演を通して「Give your partner a good time」が自分ではできているつもりが他人から見ると全然だったことが分かり、それが今の俺のブレイクスルーになるんじゃないかと思っている。エゴが強くて結構。そのエゴを最大限実現できるのが、高度な「Give your partner a good time」ではないかと思う。すぐにあこがれの人には追い付けないし、追い付く必要もない。今できる、一歩先のことをやればよい。
— 中野直重/ヤーゼ (@ya_ze_) March 26, 2020

ブレイクスルーになるんじゃないかと思っている。エゴが強くて結構。そのエゴを最大限実現できるのが、高度な「Give your partner a good time」ではないかと思う。すぐにあこがれの人には追い付けないし、追い付く必要もない。今できる、一歩先のことをやればよい。
— 中野直重/ヤーゼ (@ya_ze_) March 26, 2020

Twitterには思うまま書いたが、端的にまとめると見どころというか私が気に入っている3点。

歌
- やっぱり歌はいい。まっすぐな飾りのない歌はドスンと来る。
嘘のない芝居
- クサいと言われがちなセリフ運びを本気でやることでドスンと来る。
明日から何かがんばろうと思える
- 意識の高い時、そうでない時がある。意識高くやってもいいし、怠惰だってかまわない。でも、意識高く何かをしたって、いいじゃないかと思える。これは、ドスンと来るというよりジワジワ来ると思う。

そして、これを実現するために自分はリーダーシップ（って何だろう）を発揮していく。
主役でもないし、この劇団の古株でもない。初参加だし。
それでも、私にできるリーダーシップはあると思う。

(すでに意識高い感じになっているが、何も分かってないので、日々ひとつずつかんばるだけだ。ああ、すでに意識高い感じがする。でも、いいじゃないか。)

TAK in KAAT　虹の素10周年公演
『夜明け』

意志あるところ、道は通じる

武辺さんがガーナに行ったのは25歳の時。
武辺さんがつくったパイナップル畑は、30年以上経った今も村人たちによって守られ、豊かに育ったパイナップルは世界中に出荷されています。

僕らも武辺さんと想いは同じです。
演劇で、この世界に何ができるか。日々自問自答しています。
虹の素は、これからは伝えていこうと思います。
そしてほんの少し、声を上げていこうと思います。
新しい時代を、新しい道を、歩き始めていくつもりです。

僕らが今こうして演劇ができる土壌をつくってくれた人たちに感謝して、
演劇という畑をもっと豊かに耕して、次の世代に渡していけるように。

横浜を拠点に、愛だけでつくりこんできた虹の素が 10 年目にお送りするのは、ガーナの村長になった青年の実話を元にした、豊かさと貧困を描く、意志と情熱の物語。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

33年前、「この村を何とかしたい」と思う青年がいた。
武辺寛則、青年海外協力隊員。
彼はアフリカのガーナの貧しい村に派遣され、村の人達の生活を改善するよう全力を傾ける。
しかし彼の情熱が残した小さな苗は、今ではその村を豊かにする大樹へと成長している。

この舞台は、アフリカの大地に青春の全てを賭けた、その彼の挑戦の軌跡だ。
そしてこの舞台から、持続する情熱と強い意志は、
必ずや人々に通ずることを感じて欲しい。

– 児玉幸人（友人・元青年海外協力隊員）

🍍会場
KAAT 神奈川芸術劇場　大スタジオ
(〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町281)

・みなとみらい線「日本大通り駅」３番出口より徒歩５分
・JR根岸線線・横浜市営地下鉄「関内駅」より徒歩１３分

🍍タイムスケジュール
2020年5月14日(木)〜17日(日)

14日(木) 19:00~
15日(金) 14:00~ 19:00~
16日(土) 13:00~ 18:00~
17日(日) 13:00~

※開場は開演の30分前。受付は60分前。
※上演時間は120分を予定しております。

🍍チケット
一般 3500円
高校生以下 2000円

※日時指定・全席自由(要予約)

🍍予約フォーム
→中野直重専用予約フォーム

🍍キャスト
伊藤綾佳
木之枝棒太郎
熊手竜久馬
伸哉
須田優月
野澤佑介
宮本悠我
(以上、虹の素)

上田尋
北見大和（プラスティックな月）
桒原音々
佐々木あかり（劇団唐ゼミ☆）
佐々木政晴
清水凱（マグカル・パフォーミングアーツ・アカデミー）
篠田果鈴
須藤旭（ガムシャニズム）
すやまあきら（Office MINAMIKAZE）
中野直重（中野直重興業）
夏井魚々子
長嶺慧
西本彩也香
橋本我矛威（ファンタスティック学園／株式会社emir heart）
平田剛
平野晶子
藤沼翔舞（ファンタスティック学園）
待井凌平（halugig）
緑慎一郎（演劇プロデュース『螺旋階段』）

🍍スタッフ
作・演出 …. 桜木想香・熊手竜久馬
演出助手 …. 虹の素
舞台監督 …. 渡邊歩（株式会社RESON）
舞台美術 …. 奈良花美(劇団夢幻)
照明 ………… 江見千尋
音響 ………… 斎藤裕喜（Québec）
音楽 ……….. 鈴木清人
イラスト …. 玉谷こゆき
宣伝美術 …. 塩見瑠璃子
制作 ……….. 小島花緒理(虹の素)
当日運営 …. 薄田菜々子
スタッフ …. 清水大(虹の素)・金本侑子(虹の素)
サポート …. 石田樹那・安藤成美

主　　催：　神奈川県演劇連盟
提　　携：　KAAT 神奈川芸術劇場
後　　援：　JICA横浜
協　　力：　児玉幸人
企画制作：　虹の素