Happy新作落語会の振り返りとクラウン
Sep 20, 2019
落語会でした。
実験の色の濃い、でも興味を持って応援してくださるお客様のおかげで、今回も無事に終演しました。
もう日も経っているので、少しだけ振り返り。
- よかった点
- No laughに挑戦し、興味深いシーンが作れた
- 笑いから解き放たれた演技を作る場をつくれた
- ベタ辞典の演技で笑いが取れた
- 自分の演技力が、お客様が受け入れられるレベルであった。
- No laughに挑戦し、興味深いシーンが作れた
- 改善点
- プレイヤーになった途端に「おもしろくしなきゃ」が先行したこと
- ディレクターでいる間は、他人をおもしろくするための手助けができていたが、プレイヤーになった途端、不安に駆られてしまった。ディレクターが合っているという点もあるかもしれないが、プレイヤーとしての覚悟や、ディレクターとしての覚悟も甘いのかな、と考えさせられる。
- プレイヤーになった途端に「おもしろくしなきゃ」が先行したこと
後日、クラウンのワークショップを受けた。
そこでは、「おもしろくしなきゃ」は一切ウケなくて、諦めにも似た素直さがいちばんウケた。
観客の違いもあるだろうが、クラウンの「観客の笑いがすべて」は衝撃的に単純でわかりやすかった。
いま自分が何をやりたいかなんてどうでもいい。
ただ、目の前のお客様が笑っているなら、それを定期ようすれば良い。笑っていなければ去れば良い。
そして傾向として、笑いが起きるときは自分が諦めにも似た素直さを出したとき。あまりにもウケなくて「八方塞がり」と言った瞬間にバカウケした。もっとも勇気のいる、自分の内面をさらけ出した瞬間だった。
まだ奥があるが、少なくともウケたので、Mr. クラウンがやってきたのだろう。
笑いを取りたい以上、お客様が笑っているか? もっと自分に居てほしいか? には敏感になるべきだなと思った。
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