観劇:発表せよ! 大本営!

Aug 15, 2019

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公式サイト

アガリスクエンターテイメント「発表せよ! 大本営!」(@下北沢 駅前劇場)観てきた。
初日。満席。早めに行ったのに受付待ちの行列が。すごい人気。
今日がたまたまで、他の日程はけっこうな空きもあるそう。

わざわざこの日にしたのは、8月15日に観たかったから。
特に強い思想があるわけではないけど、終戦について少しでも何か考えたくて今日にした。

ミッドウェー海戦の大本営発表にまつわるストーリー。
史実の発表の文言が、どのようにしてできたのかを芝居にしたもの。
それだけでも相当興味深いが、さらに「笑える」ものにしていることがすごいと思う。
アガリスクの「我が家の最終的解決」でも感動した。ゲシュタポがユダヤ人をかくまうという話。
こんな笑いとは途方もなく離れていそうなものを笑えるものにしている。

毎回アガリスク観てて思うが、「嘘」「屁理屈」という、半ばコミュニケーションを断絶するかのような行為を扱うが、必ず人の正義感・優しさ・愛などで濃厚なコミュニケーションがまた生まれるという、人間を信じた内容になっているように見える。
だからこそ「いいものを観た。今日からがんばろう」という気分になれるのだと思う。

初日ということで、小石に蹴躓くようなエラーはいくつかあったが、始終興味深い130分だった。

そう、長い。130分。
でも始終興味深い。
すごい。