今日はPlatform「シュウマツの予定」の稽古。

過去ブログ：出演します。シュウマツの予定　

ダンスの稽古であった。
この劇団本公演は、私が知る限りダンスがある。
ダンス大好きな私としては嬉しい限り。

大学まではダンスとは縁のない生活を送っていたが、ミュージカルをやるようになって、ダンスをやりたいと思うようになった。
ダンスサークルに入っている人たちが輝かしく見えた。
リア充に見えた。
自分とは縁のない、なんだかいいことしか起こらない世界の人たちだと思っていた。

大学院でジャズダンスサークルFreeDと競技ダンス部と劇団綺畸の３つに入った。
研究室に行きながら、寮のボランティアもやりながら、すべてをこなすのは無理だった。
結局、FreeDは３ヶ月でやめることになる。
やはり、自分はどこかで、ダンスの人たちは縁のない人なんだと勝手に思っていたのだ。もったいない。

ジャズダンスをしている最中は、とにかく楽しかった。
限界まで踊って、呼吸困難になるほどになって、飯が食えなくなって、筋肉痛になって、どんどん痩せていった。
3ヶ月で9kgぐらい痩せて、2kgぐらい戻った。
合宿は楽しかったなあ。キラキラしてる感じの人がたくさんいた。そこに入ろうと必死だったことは苦しかったけど。

FreeDを辞めてから、綺畸と競技ダンス部に絞って活動する。
今日はダンスの話。
競技ダンスは、ひとつひとつの動きに徹底的にこだわる。振り付けはほとんど無くて、型をまずは身につけていく。
自分は２年かけて、「表現」する域には到達しなかったように思う。
型を、自分で満足のいくレベルにまで持っていけなかった。
ただ、パソドブレだけは顔芸で観客を沸かせたことがある。あれは楽しかった。ファイナルまで行けたし。
練習時間がすごくきつくて、すごく楽しかった。
全員で同じを延々とやりつづける。息が切れようが足が限界を迎えようが、先輩は号令をかけつづけ、我々は呼応する。まさに体育会系。あまり運動そのものを楽しむことは無かったけど、ダンスだけはハイな感じを楽しめた。

会社員になってすぐ、社交ダンス教室に通った。４年ぐらいか。
激務だったので行けない日もあったけど、行けば毎回、とても楽しかった。

ジャズ、ストリート系のスタジオ（なのかな？）ZEALにも少し通った。
これも、会社なり劇団なりが忙しくて、あまり行けずに終わったけど、踊っている最中はとても楽しかった。

劇団だるい、正直者達でも、振り付けやった。
ダンスを作れるのが、これまた楽しかった。

振り付けはもちろん、観てもらうためにやるのだが、自分が踊るダンスは、自分の中では、見世物にする比重が少ないのかもしれない。
誰に観てもらうでもなく、ただ踊っていたい。

そういえば、２１歳の頃、「半神」の打ち上げで酔っていい気分になった俺は打ち上げを抜け出し、誰もいない夜中の千里中央で振り付けを延々と一人で踊っていた。幸せだった。

ダンスはいい。