卒業制作
Feb 9, 2019
しあわせ学級崩壊「卒業制作」観てきた。@王子小劇場。
実はストーリーを追えたような追えなかったような感じだったが、最後に何かが繋がった気がする。
恋、勢いのある恋、もう届かないとわかってる恋、それでも向かい続ける空振り。
見たい、見られたい、一方的に見たい、それでも一方的に見られたいわけではないのかな。
言葉が美しくて、ベース音のバックアップに乗って、確立されたものが目の前にあったように思う。台本とCDを買ってしまった。
舞台が金網で囲まれている様が、客席と舞台の完全な分離になっていた。
こちらからは見れるが、向こうからはきっと見えない。そして、どちらも触れられない。
入場時に耳栓は必要ですかと尋ねられる芝居もなかなか無いなと思った。
学生の時、僻みさんの作品を初めて見た。
30分程度の作品だった。
嫌悪感と不快感と、「あーもう、わかった、わかりました!」という妙な爽快感があったことを思い出した。
それに比べると嫌悪感も不快感もなくて、練られた確立されたものが舞台上に展開していた。
どっちがいいというわけでもないし、嫌悪感と不快感が妙なスパイスになっていて、印象深いものではあったので、進化というか変化というか、そんなものを感じた。
いいものを見た。
そして、運営にとても誠意を感じる。
- 上演予定時間が変更になったらそれを公開し、キャンセルを受け付けていた
- 予約当日の朝にリマインダーメールが来たが、雪なので気をつけてください、なんなら安全第一で無理なさらず、という気遣いがあった
- 開場前に劇場に着いてしまったが、寒かろうということで屋内に入れてくれたし、カイロももらえた
誠意をプロアクティブに見せて来る、とても心地の良い運営だなと思った。見習おう。
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