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出演しました:ONE

振り返りの公開まで2週間以上も経ってしまった。
家族の体調不良をなんとかしたり資格試験を受けたり自分が体調不良になったりしてました。仕事もね、なんかプレッシャーあったりしてね・・・大変だ。
さて、やってみて、どうだったかを振り返ろうかなと思います。いつもながら長いので、序盤2割ぐらいお読みください。時系列の話が始まったらもう止めどきです。
まずは、やれて良かったです。ほんと、良かった。
メリアン、さくら、二人は障がいを持っているということで、関わり方をどうしようかと思うところはあった。もちろん、立つことが困難だったり痛みに過敏だったりするという点への配慮は必要だと思う。しかし、「助ける側である」という役割があるからと、対等に遊び合う意識を手放してしまうのではないかと心配していた。しかし、遊ぼうとすることで、「配慮の足りない、見下されるべき人間である」と言われるリスクがあるなと、少し、少しだけ思っていた。
正直、怖がりすぎであると思う。ちょっと関係ないが、生きてて他人とコミュニケーションを取っていて、「自分の存在を消される」みたいな恐怖を、日々、味わっている。なかなか理解されづらい気持ちではある。相談しても「ちょっと言ってることがわからない」と言われることが多くて、時には「それは被害妄想だね」と言われたりする。そうかもしれない。ただ、怖いものは怖い。道を歩いて誰かとすれ違うだけで、誰かを追い抜かすだけで怖い。
まあそんな私なので、常に、「多くの人から見てありもしないもの」を怖がっているのである。怖がりすぎなのである。
という自分を少しはわかってきたので、「配慮の足りない人と思われて大変なことになる、なんて、そんなわけない」と念じることで突破できたように思う。というか、この公演に呼んでもらえた時点で、そのあたりの心配がない人だと思われてるはずである。そうやって、この公演に臨むことができた。
ステージは、優しくて、良かったと思う。無難という意味ではなく、そのまま出せた、という素直な感じ。芸術活動と会社員生活と家族生活、というテーマで死力を尽くしたシーンもできたりして、満足してます。
お客様からの評価もうれしいです。この企画の趣旨を評価いただいていることがよく伝わってきます。それは、いい芝居ができたことが礎になっているのかなと感じています。お客様と、一緒の空間に居られたなあと思います。
なんでこんなに良かったか。
チームとしての「売り」を考えて出すようにしていたことがあると思います。我々の対話、どういう配慮があればいいのかを探る姿勢そのものが見せ物になるという側面がありました。結果としてお互いの尊重につながり、それぞれの個性をショーで出せたのだろうと思います。
個人としては、いつもそうですが、これまで学んだことの集大成だったなと思います。その中でも「自分の弱さを晒す」機会を作ってもらえたので、存分に使わせてもらいました。
チームとしての課題は、安全性へのさらなる配慮、もしくは我々がどこまで安全性に配慮しているかのお客様との共有かなと思ってます。というのは、観てて「ヒヤッとした」みたいな心配感を与えてしまった箇所があったからです。結果、問題はなかったし我々としても合意済みの範囲だったと思うのですが、お客様はそうは思わなかったのがポイントかと思います。
個人としての課題は、「晒す」ことには成功したものの、遅いなあと自分で観てて思います。あと、まだまだ、変だと思ったことにすぐ突っ込めなかったりとか。そう、わからない英語を聞いた時にわかったふりをするような。(今、実はロンドンへの飛行機の中でこれを書いてるので分かったふりしないように頑張ろう)
それぞれ、時系列で思い出を振り返っていきます。ここからは考察はあまりせず、思い出のメモみたいな感じ。ここらで止めどきですよ。
小屋入り
下北沢駅で待ち合わせ。待ってる間に身体を温めようと駅前でスクワットとかの筋トレしてたらスゲー見られた。しばらくしたらカメラが近づいてきて「月曜から夜更かし」の取材を受けた。全然面白いこと言えなかったので使われないと思う。あとでみきのんも巻き込んでしまった。
途中で道を間違えつつも小屋入り。小屋の前には2ヶ所の段差があり、そこを突破すればエレベーターが使える。1ヶ所目は自力で越えられるレベルだったが、2ヶ所目は2段の階段なのでここは無理。協力して車椅子を上げて、全員小屋入り。普段、さくらはあんまり物を持てないから私も持ったりするのですが、「メリアンの車椅子を上げるから、さくら、ちょっと俺の荷物持って!」ってやってしまって、何をしとるんだ俺はと思いました(すぐ引っ込めましたが)。
小屋に入ったら設営。椅子を動かしたり並べたりとか。車椅子の動線、誰がどこに待機するのかなどを決定。当日パンフを作ったり。宣伝用チラシは間に合わなかった・・・
あと撮影用スマホも設置。コワーキングスペースでもあるので、電源が豊富なのがいいなあ。
開場前に後輩が来てくれて、花をくれた。とても嬉しかった。昔、イルカゲーム大道芸を一緒にやったっきり会ってない後輩。何年前だ。この記事↓なので6年ぶりか。
縁が繋がっているというのはありがたいことです。
みんなで簡単なウォームアップをして、開場。
開場
お客様をお迎えして、お題などを書いてもらったり。お題を書くための環境としてはあまりよくなかったかもなあと思います。飲み物も持ってるし置くところは無いし。置くところ、カップホルダーとか作れば良かったかもしれない。予算との相談ですが。
お客さまとなるべくカジュアルに話しつつ、アナウンスをしたりとか。話すのが楽しくてお題用ペーパーを渡す作業をすごく忘れていたのがよろしくないが、まあ、みんなにやってもらいました。
そしてなんと、いわゆる「あちらのお客様から」的なドリンクの差し入れをいただきました。バーカウンターから「あなたの分の料金をお客様からいただいてるので好きなものを注文していいよ」と言われました。まさか自分がやってもらえるとは。うれしかったです。
開演
主宰みきのんが緩やかに前説を始める。各種情報に加え、気遣いが素晴らしいな・・・
さくら・メリアンの障がいの状況をシェア。線維筋痛症、筋ジストロフィーの説明など。
そして開演。

自己紹介
あだ名をつける人がいたり、本名の一部だったり。
ワンボイス
自由とは何か、を4人で語る。
アグレッシブにしゃべりに行って、外しに行けてて良かった。
ブック
まずはゆうきとメリアン。漫画からセリフをいただく。武蔵という競走馬の話になった。
そして、みきのんとさくら。なんらかの宗派同士の争い。ページが変わって元のセリフがわからなくなるというアクシデントが楽しかった。
指された人が喋るゲーム
お題はカホン。指揮はみきのん。アフリカの空港。妻が腹痛になるお話。
お題は秋。指揮は私。歌で富を得た詩人の話。
シーン「印税で富を得た詩人」
前のゲームで出てきたキャラクターを使ったシーン。
詩人と、その自意識たちとの話。インサイド・ヘッドみたいな。ちょっと違うか。
私も入れて良かったと思うけど、もうちょい早く入っても良かったなあ。
歌対決、さくらの素直なセンスが光ったなあ。完全に勝敗が決まったのが楽しかった。
あと、勝敗が決まった後に一言あっても良かったなあ。そのリードをすれば良かった。
シーン「甲板の兄弟」
兄が弟に船を譲る話。
メリアンの語りの言葉のチョイスがいい。この場所が船の上であることを思い出させる。身体的な感覚を言葉にするのいいね。
「兄弟船」から着想を得たそうです。
シーン「食卓の家族」
さっきの続き。船を譲った兄が、地上で何をしているのかという興味から組まれたシーン。
エンジンがボロい船を譲ったという事件。隠しカメラで弟を見れる。 あくまでテレビを観ることに徹することができたのが個人的に良かった。
あそこでさくらが「海、楽しい?」って言ったのが超良かった。
ペーパーズ「夫婦」
事故で怪我をして無職になった人の話。幸せな家族のシーンを作りたいね、などと言っていたら、最後「好きです」というペーパーを引いて一発で完成。
モノローグから始まるシーン「リズム」
私のモノローグから始まるシーン。競技ダンス部の話。
芸術(ダンス)と家庭と社会人の話。何を一番重視しているのか、という問いかけ。
家族の時間が取れていないことが辛い、という妻。ダンス部で頼られる人であることを伝える後輩。要求が厳しく、生き方にも踏み込んでくる会社の先輩。
自分の本気を全ベットして答えろという周りからのパスがとてもありがたかった。
魂から、本気でセリフを言えたように思う。
その本気を使ってストーリーを作ってくれるゆうき、さすが。
いいプレイヤーは、共演者を本気にさせ、動かす。
シーン「友達」
みきのんとさくら。
夢が叶うよ、から始まる、ケーキ屋になりたい人の話。それと、オーラが読める友達。
オーラを読むたびに寿命が削れていく。お互いのことを思っている友達同士でした。
シーン「無人島」
全員で無人島に漂着したというシーン。メリアンが立った状態でスタート。
いがみあう5人と原住民との邂逅。
人間椅子が2回使えて良かった。
終演
次回公演、ちゃんと決まってないのは久しぶり。(年末にクローズの公演はあるけど)
もっと家族の時間をとりたい(仕事もちょっと大変になってきている)という事情があり、演劇活動を少しずつ減らす方向で調整している。
しかし、何も告知するものがないというのを寂しく感じる。つまり今まで、すごく恵まれた状況だったんだなあと思いました。
みきのんにも経緯を語ってもらいました。
みなさんに集合写真を撮ってもらうという贅沢な時間もいただきました。
そして、またお客様にドリンクをご馳走になるという嬉しいこともありました。いやもう、本当に、ありがとうございます。
多くの人と話せました。ありがたい時間でした。
振り返り
チーム内で少し振り返り。
次に繋げるという具体的なこともあるけど、どちらかというと今の時間と各自の感覚を共有することができて、公演をちゃんとやったんだなあと感じ入ることができました。
退館
帰りも同様に段差は協力して突破し、駅に向かう。もう取材してた人たちはいなかった。
自分の終電が迫っていたので電車に急ぐ。いい日でした。


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